東京都品川区の治安住みやすさ一覧 |街の治安住みやすさ情報局【不動産鑑定士監修】

品川区の治安・住みやすさ

/東京都の治安

品川区治安が悪いランキング
21位

特に多い犯罪BEST5

  • 自転車盗
  • 侵入窃盗
  • 車上ねらい
  • オートバイ盗
  • ひったくり
人口
38万人
人気のある駅
目黒駅
五反田駅
戸越銀座駅
治安が悪い駅
五反田駅
暴行事件
少ない
住居侵入・痴漢
少ない

不動産鑑定士
ウォーレン

品川区の治安犯罪発生件数

品川区は治安ランキングでは21位で、23区内でも治安はかなり良好。自転車盗が区内の犯罪件数として多いですが、それでも他の区に比べると随分少ないです。高齢者や子供が比較的安心して生活できる区だと言えそうです。

それでも区内の大きな街である大井町駅周辺、大崎駅周辺、五反田駅周辺、目黒駅周辺は周辺地域に比べると犯罪が多いです。大井町駅周辺では、JR大井町駅の中央口(西側)の大井町1丁目で犯罪件数が多め。商業施設が多く、区内随一の繁華街でもあるので、やはり治安もそれなりに悪化しています。東口は中央口ほどではないですが、周辺地域に比べると治安は悪いですね。ただ大井町駅は、隣接する品川駅(港区)、大森駅(大田区)に比べると過去1年間の犯罪発生件数は少ないです。両駅周辺は都内でも有数の治安の悪い地域ですが、大井町駅周辺はそこまで悪化していません。東海道本線沿いの駅としては、大井町駅はまだ安全な方だとも言えます。

りんかい線で大井町駅の隣の駅になる大崎駅周辺も、治安面でやや不安があります。大崎駅周辺の犯罪発生件数は偏りが大きいようで、警視庁の犯罪マップを見る限りでは、大崎駅の東口から先の大崎1丁目は犯罪件数が多くなっているのに対して、シンクパークタワーのある西口・新西口界隈の大崎2丁目、3丁目は治安非常が良好です。商業施設が林立しているのは東口ですから、人もそれだけ多く集まります。買い物の際は防犯意識を強く持つ必要がありますね。

山手線で大崎駅の隣にある五反田駅も、品川区内では犯罪多発地帯。五反田駅東口から先の東五反田1丁目が最も犯罪件数が多くなっています。東五反田1丁目の南側の東五反田2丁目、また駅西口の西五反田1丁目とそこから桜田通りを横断した先の西五反田2丁目も治安が良くありません。五反田は風俗街としての顔を持っていますし、駅東口界隈では暴力団員らしき人の目撃情報も多いです。比較的治安が良好な品川区において、五反田駅周辺は区内随一の犯罪多発地帯だと言えます。

そして「目黒」という名称ながら目黒区ではなく品川区に属する目黒駅周辺も、犯罪が多いです。ただ目黒駅の場合、駅の北側の上大崎2丁目で犯罪件数が多いですが、それ以外の駅周辺地域の治安はいたって良好。目黒通りより北の地域が治安面での要注意ポイントになっています。

その他治安に気を付けるべき場所としては東急目黒線の不動前駅東側の西五反田5丁目、同じく目黒線の武蔵小山駅のある小山3丁目とその南東の荏原3丁目など小山3丁目から荏原3丁目にかけては、東京で最も長い商店街である「パルム」があります。連日人で賑わう人気の商店街だけに、治安もそれなりに悪化。買い物の際は犯罪に巻き込まれないよう細心の注意が必要です

品川区の犯罪情報を知るには?

「品川区ホームページ 防犯サイト」
品川区では防犯に特化したメール配信等はないようですが、同区のホームページでは、区内で実施されているセキュリティシステムや犯罪防止活動、生活安全情報などを閲覧できます。
URL:
http://www.city.shinagawa.tokyo.jp/hp/menu000001000/hpg000000977.htm

「accom 安全ナビ 東京都品川区エリア」
エリアごとの治安情報をリアルタイムで閲覧できるサイト。詐欺や不審者、子供への声掛けの発生情報を逐一チェックできます。
URL:https://www.gaccom.jp/safety/area/p13/c109

品川区の住みやすさランキング

1位:目黒駅

特徴:品川区に属するのは目黒駅の東側の地域、上大崎の辺りがメイン。タイやコロンビアの大使館がある中、閑静な住宅街が広がっています。駅周辺にはあらゆる分野のお店が立ち並び、日用品からファッション関連の品まで一通り買い揃えることができます。飲食店、ファーストフード店も豊富で、一人暮らしの人にとっても利便性の高い街何より「目黒」に住むというのは一種のステータスであり、特に20代~30代の働く女性の憧れの街となっています。お洒落なカフェや有名美容室も多く、ハイソな生活を楽しむことができるでしょう。

交通の便も良好。山手線をはじめ、都心部に直結する三田線、南北線が通っているので、通勤にとても便利。東急目黒線を使うと神奈川方面にもアクセスしやすいです。

治安面では、目黒駅北東の上大崎2丁目が犯罪の多い地域。ただそれ以外の上大崎1、3、4丁目は犯罪発生件数が少なく安全に暮らせそう。駅とその周辺の商業施設を利用する際は少し注意する必要がありますが、駅から少し離れると治安環境は一気に良くなります。家賃相場はやはり高めで、1Rで12万円、1LDKで15万円というのが平均。それなりの収入がなければ居を定めるのは難しい街です。

2位:五反田駅

特徴:商業施設や飲食街が雑然と集まり、水商売のお店や風俗関係のお店も少なくない五反田駅周辺。しかし碁盤目になるように街の区画が整理されていて、広めの道路・路地が多いことから、どこか落ち着いた感じがする街。女性人気も決して低くない街です。お洒落な街というより生活に便利な街という側面が強く、日用品を気軽に変えるスーパーも豊富。駅近くに住むと、近くを流れる目黒川沿いを散歩するという楽しみもできます。交通面での利便性も高く、山手線の他、都心部を通る浅草線、品川区・大田区を横断する東急池上線もあり、通勤、通学に非常に便利。

治安面ではやや不安な面があります。五反田駅周辺は、特別危険地帯というほどではないですが、広範囲に渡って犯罪発生件数が多い地域が広がっています。最も犯罪が多いのは五反田駅東口を出てすぐの東五反田1丁目の辺り。商業施設が立ち並ぶ地域なので、買い物や外食の際は要注意と言えます。また夜になると、怪しげなネオンが光る風俗関連の店が各所で続々オープンし、女性にとって近寄り難い雰囲気も出てきます。

3位:戸越銀座駅

特徴:戸越銀座というと、やはり思い出されるのが戸越銀座商店街。駅を降りると目の前に広がっていて、商店街をブラブラと歩いているだけでも十分に楽しめます。品川区内には大きな商店街がいくつもありますが、戸越銀座はテレビに紹介されることが多く、洗練された商店街として非常に評価が高いです。個性的・有名なお店や外食店も多く、それが商店街全体の魅力をさらに高めています。また治安が良いのが大きな特徴。戸越銀座駅周辺は犯罪発生件数が非常に少なく、主婦や高齢者が安心して買い物を楽しめるというメリットがあります。

交通面では、都心部に出るには五反田駅で乗り換える必要があるので、電車での移動はやや手間が掛かる部分はあります。それでも主婦層の女性を中心に絶大な人気のある街。戸越銀座駅の西側に住むと、武蔵小山駅まで続く「商店街パルム」も利用できます。商店街の中で地元民として生活する楽しみを感じられる街、それが戸越銀座の魅力と言えそうです。

品川区で大きな公園や自然環境がある地域

区のホームページによると区内の公園数は277カ所(平成27年4月1日)。他区から人が集まるような大きな公園としては、海に近い場所の「みなとが丘ふ頭公園」、「大井埠頭海浜公園」が知られています。大井競馬場傍の「しながわ区民公園」、品川区の北西の端にある「林試の森公園」も有名です。林試の森公園は、敷地面積の半分が目黒区になっています。

中規模の公園としては、東急大井線戸越公園駅近くの「文庫の森」と「戸越公園」、同路線の下神明駅北側の「しながわ中央公園」、京急本線鮫洲駅近くの「鮫洲運動公園」、JR西大井駅近くの「西大井広場公園」などがあります。

品川区のジャンクション駅

大井町駅(京浜東北線、りんかい線、東急大井町線)、大崎駅(山手線、埼京線、湘南新宿ライン、りんかい線、成田エクスプレス)、目黒駅(山手線、三田線、南北線、東急目黒線)五反田駅(浅草線、山手線、東急池上線)、旗の台駅(東急大井町線、東急池上線)、中延駅(浅草線、東急大井町線)

東京都品川区の治安住みやすさの治安住みやすさ一覧

東京都品川区目黒駅周辺の治安・住みやすさレポ 目黒駅とは? 1885年、明治18 >>続きを読む

東京都品川区品川駅周辺の治安・住みやすさレポ 品川駅とは? 1872年の6月12 >>続きを読む

東京都品川区大井町駅周辺の治安・住みやすさレポ 大井町駅とは? 大型の商業施設が >>続きを読む

【総評】品川区五反田駅の治安・住みやすさ情報 五反田とは? 品川区の北部にある街 >>続きを読む

品川区の治安住みやすさ口コミ

品川区近辺の駅名がややこしすぎる。目黒駅のくせに品川区にあるし、品川駅のくせに港区にある。しかも北品川駅が品川駅の南にあるという不可解さ

明治時代、品川駅を作るにあたって、江戸時代から続く東海道の「品川宿」界隈に駅を作る予定が当初建てられていたそうですが、品川宿界隈に住む住民がそれに猛反対。仕方なく品川宿の北側に別に用地を確保して、そこを品川駅としたのだそうです。結果として、品川駅は本来の品川の街とはズレた場所に作られ、それが現在のズレに繋がっているわけです。実際の品川宿は、京急本線の北品川駅~新馬場駅の辺り。今は商店街が形成される地域となっていますが、品川宿時代の道幅を保存し、当時の面影を今に伝えています。

目黒駅が品川区にある理由は、これも住民の反対が主な理由。山手線が作られる際、目黒駅は当時の「目黒村」の中に作る予定でしたが、鉄道の煙のススで農作物がダメになると住民の猛反対を受け、建設を断念。上大崎村に場所を変えて建てることになったそうです。「目黒駅追い上げ事件」とも呼ばれ、鉄道マニアの間では有名な話のようですね。結果として本来の目黒の土地から離れた場所に目黒駅ができることになり、それが現在のズレに繋がっているというわけです。

最後に、北品川という名前なのに品川駅の南にあるのはなぜかというと……これは北品川駅が品川区の北部にあるから、というシンプルな理由。実際、現在の北品川駅周辺は、かつての「品川宿」の北側に位置する場所にあります。ですので、歴史的な地理関係を踏まえると、「北品川」は正しい言い方にはなりそうです。