東京都江東区の治安住みやすさ一覧 |街の治安住みやすさ情報局【不動産鑑定士監修】

江東区の治安・住みやすさ

/東京都の治安

江東区治安が悪いランキング
9位

特に多い犯罪BEST5

  • 自転車盗
  • 車上狙い
  • 侵入窃盗
  • オートバイ盗
  • 強盗
人口
51万人
人気のある駅
豊洲駅
門前仲町駅
清澄白河駅
亀戸駅
治安が悪い駅
亀戸駅
暴行事件
少ない
住居侵入・痴漢
多い

不動産鑑定士
ウォーレン

江東区の治安犯罪発生件数

江東区は23区内では8番目の人口の多さで、約50万人の人が居住しています。治安ランキングは23区中9位ですから、人口規模に比例した犯罪件数だと言えるでしょう。自転車盗が多いのは都内の人口の多い区では共通のこと。江東区でも、区を挙げて対策に乗り出していますが、通報があったものだけでも年に1,000件以上の自転車が盗まれています。

江東区内の犯罪多発地域は、警視庁の犯罪マップによると、亀戸駅、南砂町駅、有明駅周辺で犯罪発生件数が多くなっています。特に亀戸駅周辺は、お隣り墨田区の錦糸町駅周辺と並んでかなり治安面で不安の多い街です。

ただそれ以外にも、アリオ北砂のある北砂2丁目、イオン南砂店のある南砂町6丁目、イオン東雲店のある東雲1丁目においても、昨年は多くの犯罪が発生しています。他の区だと犯罪件数は駅周辺で多くなるのが基本ですが、江東区では大型ショッピングセンターのある場所でも治安が悪くなっているのです。東西線は南砂町駅周辺の治安がやや悪化しているものの、それ以外の東陽町駅、木場駅、門前仲町駅周辺の大きな街は、大型ショッピングセンターのある地域よりも犯罪発生件数は少なくなっています。江東区の治安を考える際、「大型ショッピングセンター周辺に要注意」というのが一つのキーワードになりそうです。

あと大きなイベントがある時に人が集まりやすい有明駅・ゆりかもめの有明駅、りんかい線の国際展示場駅周辺も治安はよくありません。有明近辺は江東区民のみならず、他区、他県から訪れる人も多く利用する街。もしイベントに参加するなどの理由で有明に来るときは、防犯意識をしっかりと持つ必要があるでしょう。

江東区の犯罪情報を知るには?

「こうとう安全安心メール」
携帯電話のメールアドレスを登録しておくと犯罪発生情報、事件情報、防犯情報等を適宜送信してくれる区によるサービス。区内在住の人や区内の企業で働く人はもちろん、「仕事の打ち合わせで江東区によく行く」、「江東区によく遊びに行く」という人も、登録しておいて損はないでしょう。

URL:
http://www.city.koto.lg.jp/056101/bosai/bosai-top/shudan/guide_annzen_annshin.html

「子ども安全情報」
こちらは、江東区のホームページで子供を狙った犯罪、不審者情報などを公開しています。メールで配信されるわけではなく、区のホームページを閲覧することで確認できるというものです。区内在住で子を持つ保護者の方は、日ごろからこまめにチェックする習慣を身に付けておくと良いでしょう。

URL:
http://www.city.koto.lg.jp/056153/bosai/bohan/15199.html

江東区の住みやすさランキング

1位:豊洲駅

特徴:豊洲駅周辺は東京の湾岸エリアは90年代から再開発が進み、現在は多くのタワーマンションが立ち並ぶハイソサエティな街として人気を集めています。駅周辺には「ららぽーと」、「スーパービバホーム」など大型商業施設が立ち並び、買い物場所にも全く困りません。また都心に近く、通勤・通学にも非常に便利な土地。豊洲の南には同じく再開発が進められた有明がありますが、やはり都心に近く、しかも商業施設が集中している豊洲の方が評価は高いですね。

治安面では、駅周辺はやや犯罪が発生していますが、南のイオン東雲店のある地域よりも犯罪発生件数は少ないです。駅周辺の大型商業施設は。セールや安売りというより多少高額でも質の高いものを望む高所得者向けのお店が多め。そのせいもあってか、駅周辺の商業施設は人で混雑しているものの、子供連れでも安心して買い物を楽しめる雰囲気が強いです。この治安の良さも、豊洲の魅力に繋がっています。

2位:清澄白河駅

特徴:「清澄白河」と聞いて、ピンときた人は、かなり都内の街の事情に精通している人だと言えるでしょう。もともとは下町でのんびりとした街だったのですが、2000年代以降に全国的に広がった「町おこしブーム」において、清澄白河は「アートの街」として情報を発信。

なぜアートなのかというと……清澄白河駅は東京都現代美術館の最寄り駅だったから。しかもこの美術館は扱っているのはその名の通り「現代美術」。現代美術には前衛的で奇抜なアートが多く、若者に受け入れられやすいという特徴があります。また清澄白河近辺は隅田川の水運の拠点として栄えた歴史があり、空き倉庫や空き地がけっこうたくさんあるのです。アートギャラリーとしてそうした場所を利用しやすいということも、アートの街へと進化した要因として挙げられるでしょう。

そんなアートの街の清澄白河には、現代アート関係のギャラリーがたくさんあり、野心的でエネルギッシュな若いアーティストが沢山活動しています。またそれにつられてお洒落なカフェ、衣料品店も増え、若い人が街歩きを楽しめる要素が年々増え続けているのです。駅近くの清澄庭園で緑に触れることもでき、魅力の詰まった街として若者を中心に人気が集まっています。

治安面も良好。清澄白川駅~東京都現代美術館の辺りは、区内でも指折りの安全地帯とも言えます。お洒落な街で治安も良いという、若い世代にはまさに良いことずくめの街だと言えます。

3位:門前仲町駅

特徴:深川不動や富岡八幡宮など昔ながらの寺社があり、「いかにも江戸東京」という雰囲気があるのが魅力。深川不動では毎月1日、15日、18日に縁日が開かれ、多くの人で賑わいます。「下町」ではあるのですが、がさつで下品というよりは歴史ある下町という感じがして、町全体が落ち着いた感じがしますね。お祭りも盛んに行われ、地域の結びつきが強く、子供を伸び伸びと育てることもできそうです。 大きなショッピングセンターやお洒落なお店は乏しいものの、夜遅くまで開いている外食店もたくさんあるので、若者も住みやすい街だと言えます。東京メトロ東西線のもう一つ隣が日本橋駅で、まさに都心部から目と鼻の先に位置する場所。通勤にも非常に便利だと言えるでしょう。 治安は概ね良好。駅周辺はやや犯罪が発生していますが、危険と言うほどでもありません。この治安の良さから、門前仲町駅周辺は千代田区のオフィス街、官公庁街で働く若い女性にも人気が高いと言います。下町っぽい雰囲気はあるものの独身者向けのマンションも非常に多く、一人暮らしをしている人が居を構えやすいです。また歴史的な街、落ち着いた町ということから、高齢の方も住みやすいと言えます。

江東区で大きな公園や自然環境がある地域

江東区の公園というと、全国的に知られているのは様々なスポーツイベントが行われている夢の島公園、辰巳の森海浜公園。海沿いということであれば、日本のテニス競技のメッカでもある有明テニスの森公園、車がないとアクセスは難しいですが区の南端にある若洲海浜公園も有名です。

ただ区の内陸部にも大きな公園は多数あります。清澄白河駅のそばにある清澄庭園、区の真ん中にある木場公園・木場公園都市緑化植物園も、区民の憩いの場になっています。木場公園周辺は、東京都現代美術館、区立深川北スポーツセンター、テニス場、ゲートボール場、少年野球場などが集中して立地しており、区民が広くスポーツを楽しめる地域になっているようです。あと区の北側の住吉駅近くにある猿江恩賜記念公園も、広大な緑地を蓄えています。

江東区のジャンクション駅

いくつもの路線が重なっている駅は無いですが、2つの路線が重なる駅は複数あります。亀戸駅(総武線、東部亀戸線)、住吉駅(都営新宿線、東京メトロ半蔵門線)、清澄白川駅(都営大江戸線、東京メトロ半蔵門線)、森下駅(都営大江戸線、都営新宿線)、新木場駅(京葉線、りんかい線)など。

東京都江東区の治安住みやすさの治安住みやすさ一覧

東京都江東区木場駅周辺の治安・住みやすさレポ 木場駅とは? 江戸の材木商の人たち >>続きを読む

東京都江東区森下駅周辺の治安・住みやすさレポ 森下駅とは? 清澄白河駅や両国駅と >>続きを読む

東京都江東区南砂町駅周辺の治安・住みやすさレポ 南砂町駅とは? 東京都江東区にあ >>続きを読む

東京都江東区東陽町駅周辺の治安・住みやすさレポ 東陽町駅とは? 1967年に帝都 >>続きを読む

【総評】江東区清澄白河駅周辺の治安・住みやすさ情報 清澄白河駅とは?【門前仲町・ >>続きを読む

【総評】江東区門前仲町駅周辺の治安・住みやすさ情報 門前仲町駅とは? 江東区に属 >>続きを読む

【総評】江東区住吉駅周辺の治安・住みやすさ情報 住吉駅とは? 江東区に属する街で >>続きを読む

江東区の治安住みやすさ口コミ

一昔前は、江東区って足立区と同じく治安が悪いってイメージがあったけど、今はそうでもないの?

江東区は昔から不良少年、暴走族が多く、80年代後半には中国残留孤児が主要メンバーである巨大暴走族グループが結成され、現在も警察庁によって準暴力団に指定されながらまだ存続しています。極端に治安の悪い地域はないものの、区内全域の治安が良くなく、特に80年代、90年代は江東区の治安面でのイメージは最悪だったようですね。

しかし21世紀以降は区内の主要な街の再開発がどんどん進み、豊洲、有明には高所得者層が移り住むようにもなり、治安状況もそれに伴い改善が進んで行ったようです。実際、豊洲駅周辺の洗練された街並みを見ると、半グレ集団がたむろするような雰囲気では全くありません。こうした「治安が良好で、人気のある街」が区内に増えつつあり、東西線沿線の街を始め、清澄白河、大島、千田などは住みたい街として若い世代から高く評価されつつあります。都心部へのアクセスの良さも相まって、今や江東区は、魅力のある街を多く輩出する活力のある区へと変貌しつつあるわけです。

その一方でちょっとした問題も起こっています。昔から江東区内に住んできた庶民・低所得者層と、再開発によって作られたタワーマンション、高級マンションに引っ越してきた高所得者層の生活格差が大きいことに、近年注目が集まっているのです。タワーマンションに住む層の中には、「自分の子供は、自分と同じ社会的ステータスのある家庭の子供としか遊ばせたくない」として、校区の変更を申し出る人も非常に多いそうです。世界的な規模で高所得者層と貧困層の格差が問題になっている現代社会ですが、まさにその縮図が、江東区内にも表れています。